ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


   
   
 「認知症カフェを夢見て(その5) 」   
                     
                          2022-1-13 記 岡本 詔一郎
                                       

   

 暗礁に

色々調べれば調べるほど、認知症カフェを作ることが大変なことが分かり、名前を伏せて似たようなことをやると言う姑息なことを考え出した。ふぁみりぃサロンもその一つだった。認知症の方にも来てもらう!しかし、チラシには認知症の言葉は入れない。ふぁみりぃサロンの有志に気兼ねして!


 これじゃ

駄目だと思った途端に、いろいろアイデアが湧いて来た。自分一人でやる積りなら何でも出来る。公民館の一室を自分が借りて金も出してやれば、誰に憚ることも無い!そう思った途端、急に開けて来た。ふぁみりぃサロンに頼ることは止める。行政やところざわ倶楽部にも頼らない、自分独自に挑戦する。


 それには

バックボーンが必要!良いのが見つかった。厚生労働省が出している認知症カフェ事例集!この全文は自分が唱えているのと全く一緒だった。5年以上前に出しているもの。これを錦の御旗にまっしぐらに挑戦するしかない。


 そうは言っても

自分一人では! スイートハートのオレンジカフェの森本さんに、知恵を借りようと思い立った。毎週金曜日の2時から、寺銭200円でやっている認知症カフェの民間型カフェ!発起人で認知症家族の会等で活躍している。出向いたら、2時まで待っても開かない! しびれを切らして、最近行ってない子どもと福祉の未来館の社協に出向いた。


 思わぬ

収穫が有った。何時行っても見掛けなかった頼りがいが有る女傑江畑さんと栗ちゃんが居てくれた。認知症サポーター養成講座の案内がメールで来ていたので、場違いだったが、サポーターに既になっている方に、認知症カフェを作ることを持ちかけたらどうでしょうかと、返事の中で提案した。これに栗原さんが反応してくれた。嬉しかった。


 反応は

ふぁみりぃサロンサロンをやりながら、認知症カフェの実現を目ざしては如何でしょうか?だった。サロンを作る時の立役者が栗原さんだったことも有る。江畑さんは前向きなご意見を頂いていた。自分の認知症カフェの一番の理解者がこの二人。その二人にスチール越しに喋り捲った。打てば響くように反応が有り、嬉しくなったことも有り! 「もう用が有るから」と話を箸折られ、帰された。 1時間ほど経っていた。


 待てよ

先ほど開いていなかったオレンジカフェはひょっとしたら、空いているかもと、引き返して見た。暗かったが、覗いたら開いていた。すでに、常連は当然来ていた。もう終わりですか?と言ったら、これからだとのこと!200円寺銭を出して、好きな茶菓子やコーヒーを飲んだ。しかし、頼りの森本さんは生憎休みだった。


 寝床の中で


思い付いた。今まで気づかなかったのが不思議!おたまじゃくしの会のメンバーに協力を求めよう。そう思った途端、視界が明るくなった。同級のYさんは乗り気で、この20日にロゼでのお話会で相談しましょうと言ってくれた。鬼に金棒!実現に向けての構想が次々沸いて来て、書き留め骨子をおたまじゃくしの会と地域包括せんたー小手指第1話をしてくれることになっている両人にメールを入れる始末!これからが楽しみ。