ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


   
   
 「認知症カフェを夢見て(その4) 」   
                     
                          2021-12-17 記 岡本 詔一郎
                                       

   

隠れた認知症カフェ

今日山口公民館に! この土・日の山口地区町づくりセンターまつりがあり、久し振りに手作り「木の葉焼き大皿」個人作品として出品。そのおり、「交流と仲間づくり」のチラシが有り、今日がその日で行って来た。「ぬくもり広場」の例会だった。20名ぐらいが参加し、ビンゴの後、おしゃべり会。ぬくもり広場の会長様から話が聞け、吃驚!


 何と

そこに、認知症の方も参加されている様で、ご夫婦どちらかが罹っている場合は連れられて参加しているらしい。ぬくもり広場のチラシには認知症の「認」の字も無い。障害者の記述が有るだけである。認知症の方もどうぞ!と書かれてはと言ったら、怪訝な顔をしていた。


 参加者が

減ることを気にされている様子だった。実態はどうも結構認知症の方が来ている様子だった。皆さん勘づくらしいが、自然に接しているとのこと。これで良いのかもしれない。今まで自分は向きになって、認知症カフェに拘っていたが!? しかし、不思議にも高齢者支援課が認知症対策として「みんなのカフェ」を所沢市委託事業として認知症カフェを介護施設に作っているが、どうも認知症の方は参加してなさそうである。自分が参加したとこは認知症の方は居なかった。


 これまで

いろいろ勉強させてもらった結果からすると、認知症については余り触れたがらない、公にするには敷居が高過ぎる気がする。一番進んでいると言われる町田市でもマクドナルド社が社を上げて頑張り、お店に一テーブル認知症サロンとしてやっているだけでありそう。これは厚生労働省が認知症の通達を5年ほど前出したおり、各県頑張って認知症の取り組みをしている一環のような気がする。


 所沢は

その通達に沿って、認知症カフェを「みんなのカフェ」として、15個所作って何とか体裁を作っているように思えて仕方がない。厚生省が通達でモデルを紹介しているが程遠い。
そう思っていた矢先に山口公民館の「ぬくもり広場」が目に留まった。一体どうすれば良いのだろうか?


 これまで

いろんな認知症に係っている方にいろいろ教えていただいたが、認知症カフェ(サロン)は必要だと思う、しかし、・・・それから先がない。手が出ないのが実情の様である。そこで、自分としてはコロナ前に「ふぁみりぃサロン」を小手指デフィデンシャルさくらの市民貸し出し室でやっていたが、今は使えないので、公民館の一室を抽選予約で借りて、取合えず「新生ふぁみりぃサロン」を立ち上げることにした。そのチラシに、認知症の方の参加を期待する旨、書きたいと思っている。