ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


   
     
「馬鹿丸出し(その1)」   
                     
                             2021-1-13 記 岡本 詔一郎
                                       

   

遥か昔

 近くの大きな川で、小学校のころ、水量が大きなところで泳いでいたころのこと!平泳ぎをすると足が攣って泳げなくなり、両手で揉みながら、背が届くとこまで移動したことが有る。それに凝り止めるかと言うと、そこで泳いでいた様に思う。今から思うとぞっとする。


藁切り

 昔、我が家では牛を飼っていた。牛だけでなく、山羊や羊も!餌やりは小学生の自分の役目、家畜の主食は稲わらだった。稲わらは藁切りで切っていた。左手と右手を上手に連動させて切ることになる。考えごとや急いでいたりするとそのリズムが狂う。私の左手の人差し指と親指は傷だらけ。今でも5か所ほど傷が!血が出ても藁くずを巻き付けてじっと元の状態にして押さえ、血が固まるのを待つ。被瀬(かさぶた?)が出来るまで濡らさないで、その後の生活をする。濡らすと腐る。赤チンや消毒するより、この方が上手く行った。


突き落とし事件

 小学校一年?ごろ、みんなで学校から帰っていた時、ふざけ廻っていて同級生が川から落ちる事件が起こった。次の日、学校に行くと授業の前に、先生から岡本君が突き落として田口君が骨折した。その懲らしめに岡本君は後ろに立って置きなさいと言われ・・・ 自分は自分が突き落とした覚えはないので、ずっとその先生を恨んだ。ところが姉とその先生は教員仲間で「詔ちゃん松永先生は良い先生よ、もうそんなこと言ってはだめ」と言われたことも!


泳いで家に帰ると!

 詔ちゃん、誰それさんの両親がお礼に来たわよ! 「駅館川で泳いでいておぼれているところを助けられた」と子供が言ったので、お礼に来たとのことだった。親から、改まって褒められた経験は、余りなかったので、嬉しかったような気がする。


地面が天井に!

 中学生のころ、グランドでの体育の授業中、回転していた時か突然目が回り出し、地面が天井になり、落ちそうな気に!くらくらし、面食らった。とっさに、静まるように地面を見て、地面だ!地面だと言い聞かせて、収まるのを待った。一旦目が回ると、一日気分が優れなかった。中学時代数回ほど同じような経験をしたが、その後は起こらなかった。しかし、回ることが恐ろしくて、急に振り向くことは止めた。三半規管に加速度の要素が出ると危ないので、ちょっとでも兆候が出たら、じっとしていることにした。