ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


   
       
 夢   
                     
                             2021-1-13 記 岡本 詔一郎
                                       

   

大好き

 毎晩5回ほど、夢を見る。頻尿で1時間半ごとに起きており、その度に夢を見ることになる。毎日、今日はどんな夢を見るか楽しみである。映画の2本建ての様に、5本建てみたいなもので、有難い。薬で頻尿は治るよ!と友人が教えて呉れたが、勿体無い。


夢は見ない方が健康?

 ホントだろうか?私は今78歳、何年生きるかしれないが、毎日5回ほどトイレに行く度に夢を続けて見ている。決して、夢を見たら悪いとは思えないが!昔から、そう言われて来ただけではなかろうか?科学的に証明されたことなのか!怪しい限り。


もう一つの夢

 将来に向かって、何かを達成しようと志を立てる夢である。私は子供の頃から、夢は描いていなかったように思う。親父の夢が、自分の夢だったかも!父の夢は長男の自分を教師にする!ことだった。生れ落ちた時から、言われ続けた。自分もその気に!しかし、親父の期待は外れた。しかし、自分が先生になっていたらどんな先生に生っていたかな!との思いは今でもある。従って、10年ばかり、すぐ近くの小学校で、授業の一環として10年ばかり陶芸を教えたこともあり、今でも卒業式等には来賓で出席している。


所沢の街オカリナの街 「オカリナの街ところざわ」

 陶芸をやっていたこともあり、オカリナが陶器で出来ていたので、何となくオカリナに関心が有った。女房の一言で、オカリナの体験教室に行ったのが切掛けでオカリナを始めた。音痴でリズム感の無い自分にも吹ける!高齢者に打って付け!ところざわに広めたい!先生なしで夢中になって吹いていたら、オカリナの教室を開きたくなり、「オカリナの街ところざわ」を夢に掲げ、突っ走った。あれから、15年。


夢実現!?

自画自賛 オカリナの街ところざわ実現 青年憩いの家の後に出来た学習センター4号室で、オカリナ同好会が産声を上げた。毎年、25名ほど増え、同好会は70名ほどになり、3年ほどで、ミューズのアークホールでの市民音楽祭の舞台で2回演奏。今では、そのメンバーや新たに作ったオカリナクラブのメンバーが、音楽祭や介護施設等で頑張っている。ほとんどの公民館はオカリナクラブが有るまでに!


蛇足

 自分は倶楽部を作るのが趣味? いろいろ作って来た。オカリナが5クラブ、陶芸クラブ2個、グランドゴルフクラブ3個等である。不思議に、作ったらすぐに、あとを継いでくれる方が現れ、それぞれ何代もの会長さんが立派に育ててくれている。昨年作った北野総合運動場の「北野グランドゴルフクラブ」この3月で丸一年。毎週月・木それぞれ20名ほどでコロナにも負けずに楽しんでいる。


視覚障害者オカリナ教室

 自分も年を取り、78歳。視覚障害者の方にオカリナを楽しんで貰いたいと夢を見ている。きっと喜んでくれるに違いない!今まで、そう思って始めたことで成功しなかったことが無い。この思い出で突っ走る。第一回目を1月4日(月)に「こどもと福祉の未来館」多目的室12号で実施した。生徒は健常者一人だけだったが、次の18日(月)が楽しみである。


究極の夢

聴覚障害者の方にもオカリナを吹いて貰い、視覚障害者と聴覚障害者の方がお互いに助け合って、オカリナを吹いている姿が目に浮かぶ。夢は、健常者のコンサートに、視覚障害者と聴覚障害者の方が一体となり、舞台でオカリナ合奏を皆さんの前で披露する。珍しさもあり、いろんなとこから、引っ張りだこ!障害者の方にとって、夢のような喜びに違いない。頑張るぞ!


 この文章を読んで頂いたみなさんで、障害者の方でオカリナ吹きたそうな方がいましたら、私に声を掛けて下さい。待っています。