ところざわ倶楽部          投稿作品     エッセイ&オピニオン


東京2020オリンピック                

聖火リレーのランナーに・・・⑨

                         2020-6-20     記 松岡 ユキオ
                                                      
                           
 

    「アマビエ」のシールを貼って・・・

 「無病長寿を願って、どうぞ」と最近、友人からいただいた、新型コロナウイルス退散を願う妖怪「アマビエ」のシールを、我が家の玄関ドアの外側に貼っています。くちばしのような口に、ウロコに覆われた体、足は3本……半人半魚の妖怪「アマビエ」を描いた漫画が、今ツイッターで話題になっています。「もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と。しかし、新型コロナウイルスの猛威は、日本だけでなく世界各国での終息は、まだまだ先のようです。


     今も走り続けています・・・

 当初の予定では、聖火ランナーとして走る日は、来月の7月7日で、新国立競技場での華々しい開会式は、7月24日でした。

 3月25日、大会事務局から「・・・延期後、聖火リレーの日程が決まりましたら、すでに聖火ランナーとして選ばれている皆さまは、優先的に聖火ランナーとして参加していただくことが可能です。・・・」とのメールで、モチベーションを維持していますが、「筋力と走力」の維持のためには「心肺能力」を高めることが大前提で、今、苦しんでいる真っ最中です。「早や歩き」の速度でジョギングの時間を徐々に延ばしていく。汗が出てくると快感‼ それを黙々と努力し続ける精神力は、やはり「本番で、しっかり走れるようになろう」という「最終目標を忘れない」ことにあります。


  ※ その後の主な動きについて

 5月10日 IOCコーツ調整委委員長の発言。「世界がウイルスに打ち勝った象徴となる史上最高の大会になるだろう」。

 5月14日 大会事務局からランナー宛のメールで、「・・・聖火ランナーを辞退する場合は、メールにてご連絡ください。・・・」。

 5月23日 IOCコーツ調整委委員長の発言。10月が開催可否を判断する山場になるとの見通しを示す。「ワクチンがあったとしても世界中に行き渡るには十分でないことも想定しなければならない。WHO(世界保健機関)の助言に従う」。日本医師会の会長・横倉義武氏は、「有効なワクチンの開発と量産体制が大会までの構築が難しい。五輪開催は難しい」と。

 6月11日 IOCは、「来年夏に開催できない場合は、再延期しない」との5月のバッハ会長の見通しを「軌道修正」し「中止論は単なる憶測だ」と公式見解を発表した。同時に、東京組織委の森喜朗会長が「中止は想定せずに、安心・安全な大会の準備をすすめる」と表明し、少々強引に足並みを揃える。


 

6月12日 NHKニュースで、今年計画していた43の競技会場の内、80%は、来年の利用を確保しているが、東京ビックサイト・幕張メッセ・選手村等20%は、今交渉中とのこと。更に気になることは、「延期」に伴って、大会のカギであるスポンサー企業78社のうち65%は「契約を延長するかどうかは未決定」との報道。出場選手への支援も厳しくなっている、と耳にする。
 
 6月20日 WHO事務局長が今も「パンデミックは加速している」と明言。


                ◆

    東京都知事選挙の立候補者は・・・  皆さんは?

 (7月5日投票。主要5候補の「東京五輪について」の政策比較)

 ◎山本 太郎氏 「中止」     ◎小池百合子氏「簡素化して来年開催」

 ◎宇都宮健児氏 「専門家が開催困難と判断すればIOCに中止を働きかけ」

 ◎小野 泰輔氏「2024に再延期」 ◎立花 孝志氏「2024に再延期」

                           (つづく)

  

  川柳「五輪には 平和の願い あるんだよ」  松岡 ユキオ

            (6月18日  「毎日新聞」掲載)