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東京2020オリンピック                

聖火リレーのランナーに・・・⑧

                         2020 4-23     記 松岡 ユキオ
                                                      
                           
 

「聖火は、今、どこに?」

4月8日の新聞によると、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ(楢葉町・広野町)で展示している東京オリンピックの聖火について、大会組織委員会は7日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、8日から一般公開を「中止する」と発表した。聖火は2日から一般展示され、計6日間で約5、300人が訪れていた。当初は4月30日まで予定していたが「緊急事態宣言の発令」で中止になった。




「聖火ランナーのユニフォームの着用規定 ③」 

 引き続いて「アイテム」に関した「細かい規定」も紹介します。

◎走行時に「着用」できるもの
 ・メガネ ・指輪 ・腕時計 ・サポーター ・イヤリング、ピアス、ネックレス、ブレスレットなど
  は(華美になりすぎない範囲で)

  (雨天時は、透明無地のレインコートは可。ランナー自身が持参のこと)

◎走行時に「携帯」できるもの
 ・サングラス ・ハンドタオル ・携帯電話・スマホ ・常備薬 ・マスク

●走行時に着用・携帯できないもの
 ・帽子 ・コート ・リュックやバック類 ・マフラー類 ・手袋やリストバンド類 ・化粧品や日焼  け止め ・大きなタオルなど ・貴重品(身分証や財布など) ・ノートPCやカメラなど

◎「身だしなみ」について
 「華美ではなく、かつ特定の思想や宗教的なイメージを伝えることを目的としないもののみご着用いた  だけます。」

●以下は、認められません。×顔や手足のぺインティング ×運動靴以外の靴 ×華美なメイクやネイル 装飾 ×奇抜なヘアスタイル ×入れ墨

 

「復興五輪」→被災地・被災者は?(全国3大紙から)

【現実を直視】

●まだ復興は道半ばで遠い。  ●「復興五輪」は「名前ばかり」だ。
●原発事故の現実を見てほしい。●浜通りにはフレコンバックの山が目に入る。
●今まだ約5万人が全国で避難生活を送っている。●心の復興は先の先だ。

【願いと希望】

◎聖火リレーは被災地からスタートする。◎被災の「教訓」を広める機会になる。

◎被災地に観光客が来るチャンス。◎復興をアピール・加速させる五輪に。

◎野球・ソフトボールが被災地で開催など、被災地の励みになる。   (M紙)

「岩手・宮城・福島県では住宅再建が進んだものの、復興事業の長期化による「人口流出は深刻」だ。再生された街に空き地が目立つ。福島県は、避難指示の解除が遅くなった地域で住民帰還の動きが鈍い。」(Y紙)

福島で建築設計事務所を営むS氏は、「延期」に理解を示しつつ「復興五輪は必ず開いてほしい」「五輪は復興した姿と世界からの支援に感謝を伝える場ですから」と。(A紙)※こうした「現実」と「多様な想い」を忘れてはいけない。

 

この先、課題と心配が・・・

 史上初のオリンピックの「延期」によって、今後は「未知の出来事」です。「聖火」は「保存」か「仕切り直し」か? 「追加経費の負担額」は? どこが分担するの? 代表選手の選考、いつから? ボランティアの追加募集・・・。こうした話題の中で「五輪への支持」を得ることが第一である。最も気になることは、新型コロナの感染が秋・年末になっても世界各国で終息しなければ、これまで選択肢になかった「中止」の可能性も? その先は大混乱に?  (つづく)

川柳「平和こそ 五輪の狙い 味深い」  松岡ユキオ