ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン

  自分がデジカメの虜になった切掛けを

      デジカメと私”


                        2002-3-14 記 岡本 詔一郎

                    

「日光写真」 懐かしい。そろそろ還暦の我々は、子供の頃、印画紙に直接ネガを置き、日光を当てて絵を写し出して喜んでいた。私は中学時代写真部に。近くの幼稚園から学芸会の写真を頼まれ、撮ったのは良いが、フラッシュを焚いた経験も無く、反転フイルムを使ったことも無かったので、露出が合ってなくて失敗したことも! 楽しい思い出は、顔写真入りのしおりを作って、友達に50円で。特に、ハート型に彼女との写真を入れたのは、好評で飛ぶように売れたのが、今でも忘れられない。

 その後は、特別写真に夢中に成ったことは無かった。ところが、会社の新年会のビンゴで、おもちゃのミニデジカメが当たり、デジカメが私を虜に! メールは最近楽しんでいたが、「こんなものおもちゃだから。」と皆に話すと、隣の課長さんが「メールで送る位だったら、それで撮った写真ぐらいがちょうど良いですよ!」と。

 息子は以前から、デジカメを持っており、タイ旅行や中国に行った時に使っていたので、帰って早速使い方を習う。色んなものを手当たりしだい写して、息子にパソコンに入れて貰い、試しに息子のパソコンにメールで送る。息子の部屋でチェック、最高。こんな便利のことがこんなに簡単に、感激した。

 ちょうど、家の横に道路が出来ていたので写したり、陶芸作品を記録に撮って置きたいと思っていたので、試しに写したり、忙しいこと。ちょうど、メンズクラブ(小手指地域の男だけの仲間)の天狗での「一金会」(第一金曜日の恒例の飲み会)に速持参。卵程度の大きさで、上着のポケットから取り出して、みんなを写すと「それ何、カメラ!えらく小さいな!」等大持て!はしゃぎまくって前の人を撮った後、「今度は自分を撮って!」とジカメを渡している時に、ぽとりと、すき焼きなべに!一貫の終わり。その後の処置も悪く、壊れてしまい、がっかり。試しに値段を調べたら一万円弱だった。欲しいことをした。

 しかし、使っていて、自分の陶芸作品の記録を保存するには、今一、解像度が足りないと思い、このまま、使うか、買い換えるか、思案はしていた。メンズの美術展の記録写真をデジカメで撮ったものを、メンズのKさんに貰っていたので、引き伸ばして比較すると歴然。私のデジカメでは、ちょっと拡大すると、ぼやけて駄目。言い訳では無いがちょうど壊れたので、買い換えることに!

 ひょっとしたら、息子が貸して呉れるかも! しかし、貸してくれ!と言うのも癪だし、息子に「デジカメが壊れたので、買おうと思うが、どんなものかな!」と相談。「俺の貸してやるよ。」と。喜んで借用、助かった。ミニデジカメは30万画素だったが、息子のものは最新で400万画素。これこそ不幸中の幸い。


右下 鯉が飛び跳ねた写真  (日比谷公園噴水池)

シャッターを切ったあと、音がしたので見ると!
~ちょうど明るいとこで助かった~

 今では、毎日持ち歩き、デジカメが自分の分身に! 使い方を含めて、毎日新たな発見が。最初は、手当たり次第、写していたら、パソコンの画面が一杯に、「息子から整理したら!」とアドバイスが。陶器関係、花関係、スケッチ・絵関係等分類。気にいったのをメールで送れる解像度に編集にて整理。親しい者にメールを出す時に、さり気無く添付。



    分かりますか? どこっか!

    楽しみが又一つ。         2002,3,14 SO