ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン

     食用ほおずきを市の名産に “夢” その一
                                                      
                                                2016 6 -24  
記 岡本 詔一郎




 昨年の6月ごろ詩吟の旅行中、道の駅湯沢村苗売り場で、食用の字に目が止まった!

食用ほおずきの苗が一株売られていた。初めて目にしたので早速買った。旅の途中なので持ち運びが大変だった。


 早速、畑に植え観察するが何時まで経っても大きくなるだけで花も実も生らないので肥料を張り掛けた。そのた

めか大きくなり過ぎ枝が折れたり、支柱を添えたり四苦八苦!
自分の背丈以上に大きく枝を張り見事に!


 ところが8月末に見たこともない花らしきものがポツリ!それから次々に実も付け、100個以上も生り続けた。

可愛い花で実も小さなものがだんだん大きくなり、その薄緑が何とも言えない!





昨年の食用ほおずき 背丈ほどに!

            


 食べようと思ったが、ちょっとインターネットで調べたら、完熟すると茶色になる、その時が食べごろと有った

ので、熟れるのを楽しみに待っていたら12月の霜に遭ってしまった。

苞を剥いて中の実を食べて見たが!?通りがかりの方に千切って食べてもらったが!?完熟してないので自信が持

てず仕舞いだった。



 しかし、たった一本の木から100以上の可愛い実を付ける食用ほおずきに魅せられ、「これを所沢の名産にし

よう」と思い付いた。この辺が自分の凄いとこ!?思い付いたら一目散、今年になって種を何種類も買い、あらゆ

る努力をして苗を育て、広めるためにその苗を知人や公共施設等に差し上げたりしながら悪戦苦闘今日まで走り続

けている。



 苗をお配りしたとこ:航空公園発祥記念館レストラン・峰寿荘・こてさし荘・市役所農業推進課、割烹美好。個

人ではサークル等の仲間に50個ほど。これからまだどんどん・・・ まだ相当残っているのでこの紙面を見た方で

植えて見たい方は御電話を!

変わり種はシルバー人材センターのシルバーショップ21鉢ほど実費で捌いた。完売!


 食用ほおづきには大きく分けて2種類、背丈が大きいものと、枝が横に張る背が低いものが有る。背が低いもの

は既に可愛い花や実を一杯つけだしている。大きい方は節せと大きくなっている最中。昨年自分が育てた1本は背

丈が大きくなるタイプのストロベリートマト(食用ほおづきの種類名)だった。





今年の背丈が低いタイプに花や実が!



 霜にやられた枝を保存していたのでその中の良さそうな実を蒔いたら、大成功~今自分が多くの方に配っている

苗はこのタイプ。市販の種は芽が出難かったのに良く出た。1苞の中の実に100粒の小さな種が入っており、そ

れが全部芽を出してくれた。



 食用ほおづきは多年草なので、次の年も枯れたまましていると芽を出すとのこと。自分が昨年植えたものは春芽

を出してくれなかった。余り実を付け過ぎた為かも!


種子から育てるのが一般的なような気がする。

変わったとこでは挿し芽!?今年植え替えた苗の一番の出世頭(花を既に付けていたもの)がネッキリ虫やられ、

それを挿し芽に!根らしきものが出て、今観察中。(続く)